カーネーションの水揚げ方法|節で切るのがカギ|花の仕入れを簡単に。花材の卸通販|ハナイチ

カーネーションの水揚げ方法|節で切るのがカギ

公開日: 2026-08-26

カーネーションは花屋ではもちろん、レッスンや仏花としても扱う機会の多い定番の花材で、母の日シーズンには特に扱う本数が増える花材でもあります。もともと日持ちしやすい花材ですが、茎の膨らんだ部分(節)を避けてカットすることでより持ちが良くなります。

・仕入れ直後はまず花の高さを揃えてから、必要な長さに切りそろえる
・茎は節を避けてカットする
・水に浸かる葉は取り除く 

というのがカーネーションを長持ちさせる基本です。定番の花材だからこそ、お客様や生徒さんへの説明も自信を持って行えるようにしておきましょう。

 


仕入れ直後にまずやること

STEP1:花の高さを揃えてから長さを切りそろえる

カーネーションは仕入れ時、束の中で花の頭の高さがバラバラにずれていることがよくあります。葉を取り除く前に、まず花頭の位置を見ながら高さを揃え、そのうえで使う長さに切りそろえておくと、このあとの下処理や陳列・アレンジがしやすくなります。

上記は、花頭の高さがちゃんと揃えられているOK例

上記は、花頭の高さが揃っていないNG例

高さを揃えないまま葉を取り始めると、後から長さを調整する際に二度手間になりやすいので、高さを揃えてから下処理をするという順番で行うのがポイントです。 

STEP2:節を避けてカットする

カーネーションは茎がしっかりしていて手でも折れなくはありませんが、茎に節(ふくらんだ部分)があり、節でカットすると水の通り道がふさがれ、吸水しにくくなるため、節と節の間を選んで斜めにカットするのがポイントです。

STEP3:水に浸かる葉を取る

茎の下部、水に浸かる部分の葉は取り除いておきましょう。葉から蒸発する水分量を減らせるぶん、茎や花に水分をまわしやすくなり、しなびれるのを防ぎやすくなります。

ポイントは下処理の順番で、先に長さをカットしてから葉っぱ取りをすることで本来取る必要のない葉っぱを取る手間が防げます。

STEP4:深水にしっかり浸ける

切り口を1〜2時間ほど、常温の深水にしっかり浸けます。カーネーションは水揚げにやや時間がかかる花材なので、この工程を省かず行うことが日持ちの良さを引き出すポイントです。ぐったりして元気がない場合は、茎の先端だけを熱めのお湯に20〜30秒ほどつけてから深水に移す「湯揚げ」を試すと良いです。

 


日々のお手入れ

水はできれば1日1回交換しましょう。水替えのたびに、節と節の間で切り戻します。直射日光や暖房・エアコンの風を避け、涼しい場所で管理してください。

また、カーネーションは節のところで折れやすいです。花頭が重いので、持つときは花に近い位置の茎を、重みで折れるのを防ぎやすくなります。持ち運ぶときは新聞紙で軽く茎を包んでおくと、他の花材とぶつかったときに折れるのを予防できます。

 


シーンごとの注意点

店頭で扱う場合

カーネーションは比較的長く店頭に置いておける花材です。水は毎日交換し、花瓶も定期的に洗って清潔に保つことで、本来の日持ちの良さを維持しやすくなります。直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けてください。

また、カーネーションの花びらが開ききっていない場合は、指で揉むことで花びらを美しく開かせることができます。蕾は咲かずにそのまま枯れてしまうので、ブーケを作る前に指で揉んで開かせてから制作しましょう。

花びらのすぐ下にある「ガク」の部分を指でグニグニ揉みます。綺麗に開き、ボリュームが出ました。

レッスン教材として使う場合

レッスンでは、節と節の間を切ると良いことを、花の持ちが良くなる方法のひとつとして生徒さんに伝えることができます。

ブーケで使用する場合は、生徒さんが束ねた後に葉の取り残しがないか確認しましょう。カーネーションは葉が茎に沿って長くついているため、組んでみると結束点やその下あたりまで葉が残りやすい花材なので、そのままだと水に浸かる葉が残って傷みの原因になります。

仏花として扱う場合

カーネーションは日持ちがよく、仏花としても定番の花材です。数日にわたってお供えされることが多いため、水替えの頻度を通常より少し多めにし、節と節の間を切り戻す処理も毎回行うと状態を保ちやすくなります。

 


よくある質問と答え方

Q. 花びらの色が少し薄くなってきたのはなぜ?

A. 日光や気温の影響で退色することがあります。直射日光を避けた場所で管理することで進行を遅らせやすくなります。

Q. 新鮮なカーネーションはどう見分ける?

A. 花びらのすぐ下にある「ガク」という部分の状態で見分けるのがおすすめです。色が濃く張りが残っているものは鮮度が保たれているサインで、逆に色が薄くしなびてきているものは鮮度が低くなってきているサインです。

Q. 仏花で他の花と一緒に活ける際、延命剤は使ってよい?

A. 使用して問題ありません。数日にわたって供えられることが多いため、延命剤の濃度と水位をこまめに確認するとよいでしょう。

Q. 茎が折れてしまったら?

A. 極端に短いものでなければ、ブーケだったら低い位置で使用するなどデザインでカバー、アレンジメントで使用するなど活用することができます。

Q. スプレーカーネーションと大輪(一輪咲き)カーネーションは何が違いますか?

A. 大輪タイプは1本の茎に大きな花が1輪だけつくのに対し、スプレータイプは1本の茎から枝分かれして小ぶりな花が3〜7輪ほど房状に咲きます。ボリュームを出したい花束やアレンジにはスプレー、1本の存在感を活かしたい場合は大輪が向いています。

 


関連商品はこちら